民間医療保険

公的医療保険は国民の誰もが加入する医療保険で、病気やけが等の時にかかる治療費をある程度負担してくれるものですが、それとは別に加入が義務付けられてはいない「民間医療保険」というものがあります。

日本においてこの民間医療保険というのは、あくまでも公的医療保険では賄いきれない部分を補う立場のものとなっていて、例を挙げれば、公的医療保険で支払う以外の自己負担分の補填にあてるものであったり、いわゆる「差額室料」、「差額ベッド代」と呼ばれる、公的医療保険の適用範囲外で支払いを求められる病室の費用、目的の病院に通うまでにかかる交通費といった雑費への保障であったり、入院することによって休職を余儀なくされ、それを原因とする収入の減少を補うためのものであったりします。

また医師に悪性の疾患だと診断された場合、それに対するお見舞い金という名目のもとで支払われるものもあり、これら民間医療保険は、民間の保険会社が単体で提供、販売していたり、生命保険の特約として付いてきたりするのが主です。

これらは多く加入すればそれだけたくさんの保障を受けられますが、当然必要な保険料も増えることになります。

日本において、保険はその内容によって分類がなされます。「終身保険」、「定期保険」、「養老保険」等といった生命保険に分類されるものを「第一分野」、「火災保険」、「自動車保険」等といった損害保険に分類されるものを「第二分野」といった具合に分けるのですが、このどちらにも属す、または属さないものは「第三分野」と呼ばれ、民間医療保険はこの第三分野に入ります。