損害保険ジャパン

4つ目にあげる生命保険会社は「損害保険ジャパン」、略して「損保ジャパン」です。この会社は「安田火災海上保険」、「日産火災海上保険」、「大成火災海上保険」の3つの会社が母体となって設立されています。

会社自体の設立は2002年と比較的新しいように思えますが、大元を辿っていくとなんと明治時代にまで遡るのです。

1887年に設立の「有限責任東京火災保険会社」、1893年に設立の「帝国海上保険株式会社」、1908年に設立の「第一機関汽罐保険株式会社」の3つの保険会社が、1944年に合併して完成したのが前述の安田火災海上保険であり、これと1911年設立の日産火災海上保険が合併して損保ジャパンが誕生、そしてその5か月後に1920年設立の大成火災海上保険が合併したことによって現在の形になったのです。

母体となった会社のうち、安田火災海上保険は「安田財閥」が解体の後、再編してできた旧「富士銀行」を中心とする企業グループの「芙蓉グループ」に、日産火災海上保険は旧「第一勧業銀行」を中心とする企業グループの「第一勧銀グループ」にそれぞれ属していることになっていて、そのため富士銀行、第一勧業銀行、日本興行銀行が合併することによってできた「みずほフィナンシャルグループ」とは親密な関係を持っており、また同じようにみずほと親密な関係にある「第一生命保険」とも、業務提携を結ぶ間柄となっています。

損保ジャパンの本社は東京、新宿区にある200m、43階建ての超高層ビルで、下の部分がスカートの裾のように広がっている独特の形状から「パンタロンビル」と呼ばれ、これは芙蓉グループのシンボルである富士山をモデルにしているといわれています。