医療保険詐欺

詐欺事件は、昔から今まで色々な職業にて、色々な対象をターゲットにして行われてきました。もちろん医療保険の界隈も例外ではありません。

生命保険を例にあげると、被保険者を必要以上の保険に加入させた後、その人物を意図して殺害したり、重度の障害を負わせたりしてその分の保険金を得ようとする、いわゆる「保険金殺人」と呼ばれるものは、立派な「保険金詐欺」の一部です。

これは金銭的損失をカバーするという保険のシステムを逆手にとったもので、日本でその名が知られているものでも「波崎事件」、「別府3億円保険金殺人事件」、「名古屋保険金殺人事件」、「ロス疑惑」、「トリカブト保険金殺人事件」、「長崎・佐賀連続保険金殺人事件」等、その発生が後を絶ちません。

また保険金殺人ではありませんが、2011年にアメリカで高齢者向けの公的医療保険であるメディケアに関する詐欺の一斉摘発が行われ、それに携わっていたとされる医師、看護師ら100人以上が逮捕や起訴されるという事件がありました。

彼らは架空の治療や不要な備品の費用を総額で2億2500万ドルも請求していたとされ、100人以上も摘発されたのはアメリカ史上でも最大だといわれています。

近年の出来事ではありますが、これも医療保険に関する詐欺の一端を表す例の1つといえます。

また高齢者といえば、日本でも高齢者等を対象にして「振り込み詐欺」や「オレオレ詐欺」といったものが多発していましたが、似たような事例で高齢者の元に市町村職員を装い、保険料の徴収に来たといって金をだまし取るといったケースも発生しているといいます。